バンクシー展
2020.02.04 Tuesday
先日公開されたネット記事から気になるトピックを見つけましたので、
ご紹介したいと思います。
バンクシー展が初めて日本で開催されるそうです。
弊社がデザインや企画等で携わっている某ブランドが、
バンクシーとのコラボアイテム展開を予定していることもあり、
個人的にも非常に気になりましたので、今回取り上げてみました。
バンクシーはイギリスを拠点とする匿名のストリートアーティストで、政治活動家、映画監督としても知られており、
作品はダークユーモアで風刺性が高く、世界中のストリート、壁や橋に描かれています。
また、名前や個人情報は公表されておらず、飛び交っている情報は憶測に基づいたものだそうです。
神出鬼没で神秘性のあるパーソナリティが、我々の関心をより一層深めているのかもしれません。
下のネズミの絵をご覧になって、ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昨年東京都港区の日の出駅付近で発見され、
バンクシーの作品ではないかというニュースが頻繁に流れていました。
(本物かどうかは現在も調査中とのことです。)
今回の展覧会は、あくまでコレクターのコレクションが集結するもので、
バンクシー本人に公認されたものではないそうですが、
世界で最も注目されているストリートアーティストの作品を堪能できる良い機会だと思います。
皆さんも行かれてみてはいかがでしょうか?
『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』
会期: 3月15日(日)〜9月27日(日) 10:00〜20:30(最終入場 20:00)
※会期中無休
会場: アソビル
神奈川県横浜市西区高島 2‐14‐9 アソビル 2F
https://banksyexhibition.jp
SOPHIE CALLE / EXCUISTE PAIN
2019.02.18 Monday
今回は原美術館で開催されている、ソフィ カルの個展についてです。
世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家、ソフィ・カル。19年前に原美術館で開催し、大きな反響を呼んだソフィ・カルの個展「限局性激痛」(1999-2000年)を、フルスケールでご覧いただく再現展です。同展は日本の美術館におけるカルの初個展として開催され、会期終了後、全出品作品がコレクションに加えられました。「限局性激痛」とは、医学用語で身体部位を襲う限局性(狭い範囲)の鋭い痛みや苦しみを意味し、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したものです。人生最悪の日までの出来事を最愛の人への手紙や写真で綴った第一部と、不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで、自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を、美しい写真と刺繍で綴った第二部で構成されます。自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作に心を打たれました。鑑賞者にさまざまな問いを投げかけるカルの作品なので、時間をかけてゆっくり鑑賞することをおすすめします。
*原美術館が2020年の12月で閉館することになったそうです。10代のころから事あるごとに訪れていた美術館なので、とても残念です。築80年ということもあり老朽化と現代の公共施設としての機能を果たし得ないことが理由だそうです。あの建物に展示されてこそといった作品も多くあると思うので更に残念な気持ちです。以後は伊香保にある、ハラミュージアムアークと統合し原美術館ARCとして新しく活動していくとのことです。
閉館する前に一度でも訪問されることをおすすめします。
ソフィ・カル/限局性激痛
文字は全て刺繍です!!!
ここからは恒久展示作品です。
ジャン=ピエール・レイノー [ゼロの空間]
宮島達夫 [時の連鎖]
奈良美智 [My Drawing Room]
ナム・ジュン・パイク [ニーシェ イン T]
須田悦弘 [此レハ飲水ニ非ズ]
関根伸夫 [空相]
階段
Y.I
Jenny Holzer
2018.03.01 Thursday
今回はJenny Holzerの最新作の映像を紹介しようと思います。
昨年、横浜トリエンナーレで駅のコンコースに映像を写す作品が展示されていたのを見た方もいると思いますが、とても記憶に残る
素晴らしいアーティストの一人です。私も20代の頃よりかなり影響をうけて、言葉の持つ力を常に意識して生きてきました。
今回の作品はBlenheim Art Foundationの宮殿のために作成されたもので、彼女が得意とする、LEDライトやプロジェクションライト、ストーンワークと幅広く展開されています。映像を見ると、実物を見にいきたくなりますよ!!!!!!
ファッションとの絡みで言うと、Virgil Ablohとのコラボなんかやってましたね。
プロフィール
ジェニー・ホルツァーは1950年米国・オハイオ州生まれ。現在NY州在住。 70年代後半より自作のテキストを使用した、様々なメディアの作品を発表しています。その中でもLEDを使用した表現が代表的です。使用されるテキストは、格言的で、時として暴力的で過激にも感じられ、多様な現代社会の状況を反映しているといえます。90年代に新たに書かれたテキストは、戦争や戦地での女性被害者達を題材とした詩的な内容で話題になりました。
Y.I
リバーズ・エッジ
2018.02.19 Monday
2018年2月16日から公開になったリバーズ・エッジ。
何度も読んだ漫画で、大人になってからもふと思い出すストーリー。
公開を楽しみにしていて、公開直後に観てきました。
若いころって所謂「空虚」なことが多くて
衝動的だったり、感情的だったり、傷ついて気付くことが多くあって。
生きてる実感なんてなくてもちゃんと生きていて、
そんなの通り過ぎないと分からないものだなとか思ってみたり。
物語の中の牛乳にそれを感じたり。
決してやさしいストーリーではないけれど、
若い俳優さんの演じるそれは優しく感じたりもするもんですね。
タイムリーに小沢健二を聞いていたわけでもないし、
王子様のイメージだけが先行していたけれど
映画の最後に流れてくる彼の声は間違いなく王子様でした。
短めのトップスにオーバーサイズのデニムをハイウエストで着ていたり、
綺麗な色のベレー帽をオリーブ女子そのままにかぶっていたり。
漫画の時代とイメージをファッションでも再現されていて私はとても印象的でした。
自宅で色んな映画やドラマが見れるこのご時世ですが、
たまには映画館に行くのもいいもんですね。